2009年08月20日

LOVERS IN FAST FOOD RESTAURANT

 おととい、深夜に、デニーズで《ステーキみたいなの》を食った。

 1席空けてとなりに、若いカップルがいた。

 男の方は、剃りを入れた坊主で、だぼだぼの服を着ていた。

 女の子は、ほっそりしていて綺麗だった。

 でも《ステーキみたいなの》を持ってきてくれたウェイトレスの方が綺麗だった。

 だぼ君は、

「足立区ってよう、勉強はできないんだよ。でもほんとは、俺は勉強が好きだった」と、どういうわけだか、しっくりくる感じの台詞を言っていた。

 俺は、つい、やつを見てしまった。

 やつもこっちを見て、目が合った。

 でも、悪い感じにはならなかった。

 俺はおじさんらしくにっこりして、やつは軽い軽い会釈なんかして。

 女は、

「勉強なんか、意味ないじゃん」と言った。

 デニーズの《ステーキみたいなの》は、あんまり味がしなかった。

 俺は、nanacoで支払いをした。

 

 昨夜、深夜に、ペッパーランチで《ステーキみたいなの》を食った。

 1席空けてとなりに、若いカップルがいた。

 男の方は、汚く長い、変な色の髪だった。

 女の方は、まつげのエクステンションがすごくて綺麗で、少しながら俺の好みのタイプだった。

 しかし!

 ジュウジュウの《ステーキみたいなの》を持ってきてくれたウェイトレスは、となりのカップルのエクステ女どころじゃない――ちょっとドキドキするほど綺麗だった。

 ほんとだ!

 若返りたいと神に祈り、目頭が濡れた。

 ほんと、可愛い。

 あの、ジュウジュウの子。

 さて、それはまあ、いいさ。

 若返りは、無理だからな。

 で、俺の隣の汚髪君は、

「音楽ってさー、つまり、感性じゃん」と、女に向かって、真顔で言っていた。

 女は、

「えー! でも、やっぱ譜面とか大事じゃん」と言った。

 いい子だと思った。

 でも男は何を感じたんだろう――目の前の鉄板を乱暴に押しのけた。

 鉄板はかなり熱かったはずだ。

「あち!」と、うろたえていた。

 

 ぷぷぷ。

 

 でも、俺も失敗したんだった。

 鉄板の周りに巻かれた紙に、

「まずは鉄板の熱いうちにひっくり返して下さい」とやら書いてあるのに気付かず、ソースをかけてしまった。

 つまり、芯が冷たい生肉を食った。

 もやしの味しか覚えていない。

 

 今夜、そんな深夜ではないけど、すき家に行った。

 カレーと牛丼が混ざったような、やばいのを食うことになった。

 まあ、選んだのは自己責任だ。

 1席空けてとなりに、若いカップルがいた。

 男の方は、青白い小僧で、無駄な長髪だった。

 女の子は、まん丸い顔はよいとして、皮膚が不潔な感じだった。

 男は、

「司法試験は、つまりは入り口だから」と言った。

 女は、

「ふふふ……」と笑った。「ねえ、それより。おはし、ちゃんと持ちなよ」

 悪趣味と思いながら、見てしまった。

 男は、じゃんけんのグーを握っていて、小指の先から、それぞれ長さの違う箸が二本、突き出ていた。

 

*あ、タイトルはインチキ臭い英語だね!

 でも、単に僕が、毎夜、ファスト・フードを食ってて、その隣には、可愛らしい、若いカップルがいた、って話だね!

 そこんとこ、バンザイ。

 

*すき家で食ったものは、明け方までに全部吐いちまった。

 すき家のせいだとは言わない。

 相性の問題だと思う。

posted by TAKAGISM at 16:48| Comment(0) | 日常
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