2010年05月28日

地獄の門

 さいきん、東京都の東方面をよく歩くのだ。

 上野公園の美術館の中に、黒くて大きい彫刻があり、気になっていたのは、美術史の教科書や、スライドで見ていた「地獄の門」だったが、いっつも到着時刻が遅いので、警備員に阻まれ、その向かいのカフェーから望見していたのが、こないだ近くで見られてよかった。

IMGP0824.jpg

 まー、地獄じゃのう。
 真ん中の上部に「考える人」が、いるのう。

 はてさて、ロマン派、というのにロダン大先生が入るのだとして、だ。
 ロマン派というのは、けっこう真面目だと思った。
 現代の「オタク」に通じる真面目さというか。

 むー、これは、軽々しく言えないけど、直観的に、だ。
「地獄門」→「デビルマン」→なんかしらんけど、オタク。

 地獄門は、でっかくて、黒くて、細かくて、雑で、いいものだった。
 男と女と、老いと若きと、畜生どもや、わけのわからん縄とか。
 あの門に、裏側はなかったけど、限りなく裏側に近い背後に、細かい芸が施されていた。

「これを作った人は、これを作ってるとき、楽しかったんだろうね〜」とか、妻が言った。

 そんなことは、わからない。
 カミーユ・クローデルだっけか?
 あの美女との恋愛で、先生は焦げ付いていた時期かもしれない。
 わかんねえけど、そんな、元気な時の作品とは思われなかった……俺には!


*さすがにデカい恥はかきたくないと思い、西洋美術に詳しい友人に問い合わせたところ、やっぱしカミーユ時代だった。
 そして凄いのは、頼まれ仕事だった地獄門がクライアントから断られてしまい、自前でやったんだそうです。
 深い深い。
「ロマン派」をあんまりバカにはできない!
 なんか、急に好きになった、ロダン先生!!

**がちょーん!
  いまさらながら、俺は、バカだ!
  これでもいちおう、西洋美術史専攻だったのに!!
 「考える人」は、地獄の門の、最重要・最後のアイテムだったのじゃね!!!
  無知というのは、恥ずかしい。
  南無。
posted by TAKAGISM at 03:53| Comment(3) | 休日
この記事へのコメント
久しぶりの更新ですね。
Posted by ハラジュン at 2010年05月29日 14:15
どんなに間が空いても、
待っていますよ。
あなたが惜しまずに与えてくれるあなたの存在や生活を読むのが、なぜかとても好きです。
Posted by azu at 2010年06月01日 21:07
更新嬉しいです(*^^*)
Posted by 久美子 at 2010年06月13日 10:26
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